FFとTRPG＃2

さて、FFとTRPG第二回だ
今回は主役・・・主人公について語ることにしよう

そもそも主人公とはなんだろうか？

強大な敵に立ち向かってる者？
自らの目的のために突き進んでいる者？

他にも色々と思いつくことだろう

だが、それら全てにおいて共通していることがあるはずだ


すなわち





一番苦境に立たされているのが主人公



といえるであろう

幸運な主人公もいるじゃないかと思う人間もいるだろう
だがきっちりと考えてみて欲しい
その幸運が発揮されるのはどんな状況かを
唯々平和な状況で幸運を発揮し続けるような事があるか？
幸運が目立つというのは不幸な状況に放り込まれてるからじゃないか？

そう、幸運とは平時ではあまり目立たず苦境にあって目立つものなのだ！

TRPGのシナリオを作るときは


主人公を奈落に突き落としてからどうするか考えてみる

と楽にシナリオを作れることを覚えておくといい

そして他にも主人公に求められていることがある

無知であるということだ

大抵の物語においてPLの知識＝PCの知識となることはない
ここでPCを色々と知っていることにすると

主人公PC「ふむ、その事は聞いたことがあるな」
主人公PL「で、マスターそれ何よ？」

等というコント発言が飛び交いまくる事になる
この辺りの処理を上手くできるという自信があるのなら
問題のないことではあるが

なお、無知＝考え無しで無いことは言うまでもない
これを＝だと思っている人間が結構いるが
知識がないのと知恵がないのを一緒にすることのないように

さて、ここからはFFでのNPCをまじえて語っていく事にしよう

３国Mであればトリオンだったりアジドがいたりするだろう
PMであればプリッシュ、謎の少年
AMであればアフマウやルザフだな

え？３国バスMの主人公？
いたっけそんなん？ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

さて、これらの大量の主役級のNPCから例として取り出すのは

ナジだ！

え？どこが？と思う人間もいるだろう
そう思う人間はAMを審判の光まで進めてみることをオススメする
実にすばらしい主人公台詞をナジははいてくれる
無知＝考え無しでもないということも証明してくれるいい台詞だ
普段は思慮の足りないナジだがここぞという場面で本質をついた意見を出してくる

わかりやすく言うと
不良が子犬を助けて見直されるようなものだ

普段とのギャップが大切なのだ

普段からいい子ちゃんがいい台詞をはくと王道
普段はダメでも肝心な時には正しい道を選べる、これもまた王道だ

以下にダメな主人公の例を挙げてみよう
私がマスターをしたときのPCだ

そいつ（以下Aとする）には最初から主人公を頼むと伝えておいた
世界はファンタジー世界
作ってきたキャラクターは２７歳の男の魔術師

・・・主人公って言ったのに魔術師かよ！

まあ、まだ許容範囲

彼には守るべき人（以下ヒロイン）がいた
ヒロインを守って旅を続けてきた
やがてAの力及ばず守るべきヒロインは強大な帝国に連れ去られる
そして彼はヒロインを取り戻すための旅に出た

・・・うむ、実に普通だ
以上４行の間にヒロインとのフラグを別のキャラに取られてたりしなかったらな

Aは帝国の野望をくじき、ヒロインを取り戻すために仲間達と立ち上がった
やがて彼らは帝国の領土に潜入した
しかし時既に遅くヒロインは世界を滅ぼす機械の一部にされていた
ヒロインを殺せば機械は止まる
仲間達はヒロインを殺して機械を止めようとする

べたべたの展開ですね
さて、ここでAの取った行動とは！

A「仕方ない、俺が殺す」

・・・(;゜0゜)
おま、その台詞は万策尽くしたときの台詞だｚ

その後他のキャラが前述の台詞を翻してなんとかヒロインは助かりましたとさ(´・ω・｀)
ヒロインは信じていたAの台詞を（しっかりと）きいていて出家するというオチになったけどね！

まあ、こんなマヌケな事にならぬようマスターもPLも気をつけてくれたまえ


さて、以上で第二回の講座は終了だ

なお

飛空艇を撃ち落される＝奈落に落とす

と考えたからナジを主人公にあげたのではないことは付け加えておく事にする